※以前に別の場所に載せた記事を移行してきました。
こんにちは。SideMのPです。
最近巷で話題になっている、SideMのおすすめ曲10選を私も流れに乗って選んでみました。
おすすめと言っても、私は音楽の好みで言うと相当偏食がある部類なので、これを読んでる皆様が同じような感覚で楽しめるかは正直自信がないです。
あと、「人にオススメしたい」という観点で選んだ場合、おそらく半分くらい曲が入れ替わると思います。あくまでも「私という一人のPに刺さった曲リスト」の立ち位置でお読み頂ければ幸いです。
前提:
担当→花園百々人、渡辺みのり、榊夏来、古論クリス
推し→都築圭、牙崎漣、他いっぱい 基本315プロは全員最高のアイドル
半年メンテ前からのP。アイマスもMから。
途中数年別ジャンルに逃げていたけど、基本SideMを実家と思って生きてきました。
追加戦士が大好きなので、レジェの時もクラファの時もお祭り騒ぎで沼落ちしました。
生まれも育ちも80年代ダンスミュージック〜ユーロビートと2000年代初頭のダッチトランス(現在でいうところのEDM)で、基本的にマイナーコードや半音ずれみたいなちょっと偏ったメロディラインが好きです。あと8ビートより四つ打ち派。
なのでそもそも「アイドルソング」というジャンルをほぼ通らずにここに辿り着いています。
ーーーーーここから10選ーーーーーーー
・DRAMATIC NONFICTION
原点にして頂点。SideMというコンテンツを「信用」するきっかけの1曲。
この曲って、80年代後半から90年代前半の哀愁系メロディを踏襲したアイドル曲みたいな曲で音なんですけど(少年隊の「仮面舞踏会」と同じジャンルで、音はもう少し平成寄り……多分TKとかAccessとかあの辺の音だと思うけど、ルーツは80年代の鳴り方だな……って感じです)、SideMって少なからず「これを懐かしいと感じる世代」をターゲッティングしているのではないか?と思っています(少なくともリリース当時はそう思ってる人がいた気がする)。
世代感としてはドラスタが平成初期・Jupiterが平成中期くらい・クラファが令和くらいの守備範囲だと個人的には感じていますが、どうでしょうか。
曲聴く時に気になるものの8割が音である私は、やはりこの曲のシンセの鳴り方と相性がよくて、こういう曲を出してくるようなコンテンツに「魂の居場所」を感じたのでSideMを追おうと思った記憶があります。
その上で、歌詞もとてもいい。コーディネイトを変えるあたりとか、少し大人めのフレーズを端々に感じます。ダブルミーニングみたいなフレーズ(決めたのならでかければいいだけ、とかそういう感じがする)があったりもして、全体的にちょっとひねりがあったりしますね。
ドラスタはほかにもキラーチューンが数曲ありますが、後にCtCにこの流れが継承されていることもポイント高いです。この路線を印象付けようとしてる感じがする。
ドラスタってアイドルユニット、メタ的に言えば「すごくよく設計されている」と思います。
あと、SideMとの出会いそのものが、ちょっとドラマチックなノンフィクションだよなって……。
SideMの「方向性」を感じる、とりあえず全員聴いてほしい、私も大好きな一曲です。
・Not Alone
いきなり令和。2020〜2021くらいでは間違いなく一番聴いた曲。
私自身が今でいうEDM育ちなので、この曲の電子音(特にベースやキックとかのリズム部分が打ち込みの音であることに実家のような安心感を覚えます)と、ダブステップのリズム、一体何メロまであるんだ!?という目眩く変わっていく曲構成、そしてそこに乗るクラファの3人の声の相性がよく、とても心地良く聞けます。
クラファは3人の声のバランスがすごくて、特に鋭心の低めでハリのある声質がものすごく「柱」として効いていて、安定感があるのに、まるでアラームのようにこちらの意識を引き寄せてきて退屈しません。あとあの声のあの顔のあの大きさの男に「わかんない」って言わせるのやっぱすごい。
百々人の声もすごくて、甘くて可愛いだけでなく、ラップパートや落ちサビ辺りで「男性」の声がするんですよね。何回聴いても新鮮な興奮があります。あと純粋に上手い。
(百々人は全体的にラップパートに掠れた声がハマって歌とはまた違うクールさが出るので、どの曲も大体おススメになります。Secret Lightとかもすごかったな)
ここに秀の「しっかりしているけど、歌うとやや幼い”少年”の声」が乗り、クラファのあの、前を歩く頼もしさとどこか儚げな絶妙なバランスは完成するんだな……と勝手に思っています。
そのクラファの見事なバランスを、「派手すぎない音」と「トリッキーなリズム」に乗せて思う存分味わえる、まさに「聴けば聴くほど名曲」だと思います。
この曲のサビで「Yes!Yes!」って合いの手入れるの長年の夢だったので、ファンコンは本当に最高でしたね…。
・JOKER↗️オールマイティ
曲のリリースからクラファが現れるまで、長年の私の目覚ましアラームだった曲です。もう絶対起きる。本能で起きる。最初の「Oh Yeah‼」で起きる。
これも本当にすごい曲だと思っています。ノリは確実に高校生のそれなんですけど、高校生が思い付くコード進行と曲構成ではないですよね???秋山隼人って天才ちゃうんか?(素の感想)
これも全体的にトリッキーで、何度聴いても全然飽きないです。すごいよね。
(クラファが来るまで目覚ましということは、シンプルに5年くらい毎日聴いてたということなんですけど、それでも全然飽きず、何度聴いても新鮮にやばい曲だと思っています)
あと、HJ曲全般に言えるけど、軽音ロックサウンドでありながら、「シンセパートの役割がかなり大きい曲が多い」という印象があり、すごいなって思っています。
ライブでもタオルブン回しブチアゲチューンとして確固たる地位を確立し、HJというユニットの可能性(底知れなさ)を初手から感じる一曲です。だってこれSL(最初のCDシリーズ)のB面だよ。初手でこんなキラーチューンが出てくるの想定してないですよ。
パート紹介がHJNLじゃなくてこっちなのも味わい深いなあと思います。
個人的にはあの合間のしゃっくりとそれを止めに行くライブ演出の話もあるんですけど、それは宗教の話でもあるので一旦保留とします。
あと、あの榊夏来に「もう言わせねえぞ」という歌詞を歌わせるパワープレイを味わえるのは本当にこの曲だけ。
いや榊夏来が意外と攻めた男である話は今ここでする話じゃないんですけど……。
・Symphonic Brave
好きな曲の中では珍しく明るいメジャーコードの曲。レジェの曲の中でも、「皆に聴いてほしい」というキャッチーさとメッセージ性に於いてやはり推すならこれ。
(シンプルに音の話だけするならMake New Legendとかのが好きではあるんだけど)
日々の「ちょっと憂鬱な時間」に、そっと背中を押して、そばにいてくれる空気を出してくれる、レジェの曲の中でも尖りきっていない、「ちょうどいい曲」の印象です。
レジェが背中を押される側から押す側になった時の曲でもあり、成長の一途を感じて感慨深くもあります(古論クリスにオーディションの時票を入れまくったPなので…)。
レジェは声のバランスはドラスタに近くて、低音2に少し甘めの想楽の声で緩急付けていくタイプだと思うんですが、とにかく後ろの低音も個性が強くて退屈しないです。
「まっすぐで、パワーがあってよく響く」クリスの声と、「低音メインなのにテクニカルに技術で聞かせてくる」雨彦の歌は、同じような音域なのに対極にある印象で、レジェの歌に力強さを添えていると感じます。
時にミステリアスに、時に力強く、時にこんな風に前向きな曲も、歌いこなしてしまうものすごい人たちです。
あとこの曲の間奏部分、ライブだとすぐ海の話になるのもちょっと可愛い。好きです。
・Great Sympathy
突然の担当外曲。もともと「サッカーのアンセムみたいな曲」大好きです。
メロディラインも曲構成もアツいんですが、どちらかというと「思い出枠」の曲です。好きすぎて、iTunesの再生回数がノアロと並ぶくらいなんですけど……。
イントロからのコーラス部分の裏の管楽器っぽい音(楽器に詳しくなさすぎるんですが……)とか、なつかしさで胸がキュッとなる感じがします。
Wは歌としてはちょっと未成熟な感じがある気がしますが、きっとそういうところを愛している人たちがいるんだろうな、と思います。ほかの曲もそうだけど、前向きで元気が出る歌に、少年の声が乗るってめちゃめちゃ「エモ」なんですよね……。
この曲は実は6th神戸で初めて聴いて、あの舞台演出でボロ泣きして帰りに配信買いました。
コロナ禍でプロミが消えた辺りからしばらく先の記憶がなく(仕事もやばかった)、オタクコンテンツにおいても「リスク分散は命に関わるレベルで大切」ということを学んだ私は、しばらく別のコンテンツで心の傷を癒していました。
しかしSideMがライブをやるとなれば話は別!北海道はちょっと海超えたりするので休みの確保が大変なんですが、地続きなら最悪会社帰りに夜行バスに乗ればいいので……!
そう思って6th神戸のチケットを両日取り、弾丸神戸旅行をしたのでした。
そこでこの曲です。もうだめです。
感情バカデカオタクにとってこれは「意気消沈していた人類への応援歌」のような形で記憶に刻まれた、というわけです。
ちなみに6th曲は他の曲も概ねこの時に配信で買いました。SideMマジでいい曲しかない。
・HEAT BEAT Identity
秋山隼人かっこよすぎんか!!!!!??????
Precious Toneと悩んだけど、格好良さが数段グレードアップしてたので抗えませんでした。本当にカッコ良すぎる。
ギターの音もだし、隼人のハイトーンも映える少年の声もだし、あとやっぱりコード進行が……隼人って泣きメロ好きなの?????(趣味が合う…)
舞台で見るとちばしょさんも完璧に隼人の依代みたいになってて、再現度がマジでえぐい。いや生 もっと隼人のソロは生演奏されるべきなんですけど……頼む……!!
(ていうかちばしょさんほんとに高音の切り替え上手すぎて鳥肌立つな)
3rd仙台を現地できなかったPなので、8thでこの曲のソロが来た時は……はい……隼人……Kアリーナでソロだよ……(IQ3になって言葉が出てこないP)
なんで彼が軽音部にいながら新入部員が伊瀬谷四季ひとりだったのかほんっとうに全然わからない。絶対あと2万人くらい入部するし毎週靴箱にラブレター入ってるでしょこれ……
秋山隼人、青春の擬人化、世界一かっこいい男子高校生だと思います。
自担が高校生でもそう言い切ってしまうくらいすごい。
・Hundreds Color
もともと、公式が百々人のことをどう思ってるかあまりわからなかったから、ソロが来る時に、「メンタル特有のかわいい系ポップス」を振られるのではないかと思っていました。(所謂フレスマみたいな)
そういうのが好きな人には申し訳ないんですが、私はその辺のジャンルって完全に守備範囲外なので、個人的にはゆったりめのR&Bとかバラード系、もしくはAimer系のポップスが欲しかったなー(でも厳しいかな〜)って思っていました。
コンテンツに変な期待をすると、そうじゃなかった時に勝手に「裏切られた」みたいな感情を持ってしまうので、そういう期待は極力したくなくて、正直ちょっとあんまり期待してなかったんですね…
で、この曲です。えっなにこれ……えっ……?????
最高〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!最高最高最高 うそやろ!?
こんな顧客が求めてるもの来ることある!?
スローテンポでアンニュイなポップス、ピアノの澄んだ音にノイジーなシンセ、打ち込みのパーカッションが絡んで、そこに乗る百々人の甘いけどざらりとした声質と奥行きのある圧倒的歌唱力……
SideM一体どこからこんな歌唱力の魔物見つけてきたんだ…
いやこんな1000点の采配あります!?天才の采配 これです これが欲しかった!!!!
とりあえず試聴の段階で三日間くらい聴き続けました。全然飽きない。毎日新鮮に担当の息遣いを感じる。
ああ、ああ、これが「幸せ」というやつなんですね。
7th愛知現地で聴いた後のツイートがほぼ全てかなと思います。神席引いてくれた連番の友人、本当にこの恩は一生忘れません。
いやこれ315次元の花園百々人のオタク大丈夫なの?生きてる?
・Sanctuary World
私は7thまでずっと「Mのライブは3rd静岡day2が一番好き」と言い続けてきました。その理由がこの曲です。
音楽の化身とも言える都築さんのソロとして用意されたプログレッシブ・ミュージック。音ゲーマーは「プログレはラスボス」って魂に刻まれているものなんです(主語がでかい)。3rd最終日にこの曲持ってくるセトリ組んだ人もきっとそう思ってるはずです(根拠なし)。
3rd静岡day2は最初から最後まで見どころしかなく、他にも凄まじいシーンしかないので、SideMを履修する上で必見の公演だと今も信じています。
最初のピアノの時点で心を直接撫でられたようなざわつきを覚え、降ってくるようなバイオリンの音で「わからされる」。とんでもないものがくると。
そこから柔らかくもテクニカルなピアノの旋律に、都築さんの穏やかながら奥行きのある、それでいて音程のブレのない透明感のある歌声が緩急を付けながら乗ってくる。もうそこは一つの「世界」です。
そうして音のシャワーを浴びているうちに、この目眩く体験が過ぎ去っていく。そういう音楽だと思います。
これが出来るのが「都築圭」だと思っています。
個人的にはサビでメジャーコードになって、Aメロからまたちょっと転調して哀愁を帯びた感じになるのが、「切なさともの悲しさ」だけで終わらせないという強い意志と未来への展望を感じて、好みの枠を超えて「都築圭の歌になっている」感じがするところも好きです。
・Take a StuMp!
希望からの絶望からの希望の曲。メギドか?(メギド72をよろしくお願いします)
全体曲枠はNEXT STAGEとHands & Claps!と悩んだんですが(前提として「明るいJ-POPが守備範囲外」という厄介オタクなので…)、2023/4/4から続いたあの絶望の中に輝くあの歌詞、そしてアイドル紹介という「総集編感」で感無量になれるのでこの曲を選びました。
珍しく「歌詞も直球で好きな曲」でもあります。いいよね!紹介曲!
そして本当にSideMの「ここまでの経緯を大切にして、前に進む意志」を強く感じるメッセージ性の強さも良すぎ(語彙が死んじゃったオタク)。
とりあえず説明難しいので聞いてください。こちらです。
正直、ゲームがあることの良し悪しって我々の肌感覚より難しい話だと思ってて、今このご時世にあった方がいいのか、なくてもいいのか、私もよくわからないんですよね。
毎日アイドルに会えて声が聴けるプラットフォームって本当に良かったし、嬉しかったし、ポータルがあるとは言ってもやっぱり今もちょっと寂しいし。
ただ、「SideMがこの先もずっとSideMでいてくれるための選択」なら尊重したいし、最優先は「315プロダクションが我々とともにあること」なので、その可能性が残っている限り私はPをやりますが(突然の激重感情)、それでも「不安になった時、みんながそばにいてくれてる」という実感をくれたのがこの曲だと思います。
・FLASH LIGHT
欲望枠。花園百々人・榊夏来担当、都築圭推しでBeitに担当がいるPです。
誰この采配決めたの!!!!???私か!!!!??????担当に「待てないよ」とか言わせたの誰!!!????私か!!!!!!!??????????
それはそれとして、2020年代のちょっと韓流寄りのポップスって感じの曲だと思ってるんですけど、音とかも含めて。
ここ最近のSideMでも格段に「オシャレな曲」の枠だなと感じています。
サビの後ろのベースと打ち込みのパーカスとか、サビ後半のシンセの鳴り方とか本当にたまらない。いいんですか担当にこんな甘くて切なくてガチ恋曲を頂いてしまって……。
個人的に気になってるのはボーカルのバランスなんですけど、「正統派に歌が上手い」恭二と都築さん、「表現力の魔物」枠の百々人に対し、夏来は歌で言うとどうしても少しフラットな印象があって、正直ちょっと浮くんじゃ……?て思ったんですよね。
でもいざ聴いたらあんまそんなことなくて、切なさや不安のような感情があの声質にめちゃくちゃ乗ってくる。ほんとに神采配ですね……ありがとうございます……
ただ、やっぱりラップパートの百々人→都築さんのウィスパーボイスのラップの破壊力はすごい。都築さんこんなオシャレな歌唱表現できるんだと思うと一生興奮してしまう……
(この文章聴いてる間に何回か聞き直した)
配信買ったけどCD欲しすぎる。この世に質量として存在してほしい。お願いします。
救われる命がここにあります。
ーーーーー10選おわりーーーーー
長文駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
ここに入れるか悩んだ曲はあと数曲ありましたが、それは潔く心の中にしまっておくことにします。
私の音楽に対するストライクゾーンが狭いので、どうしても偏りを感じる選曲なんですが、それはそれとして、SideM、いい曲ばかりだなとは思います。
ライブで初めて聴く……という曲も実はけっこうあるんですが、新鮮に「うわっすごい」みたいな感情が毎回味わえて本当にすごい。
私が死ぬかボケるかするくらいまではどうか続いてほしいと切に願っています。SideMに人生を救われているオタクなもので……。
今後も素敵な曲に出会えることを祈りつつ、締めようと思います。
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